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指標ペース

Grade Adjusted Pace (GAP)

坂道での実ペースを、同じ努力に相当する平地ペースへ換算します。

Grade Adjusted Pace (GAP)

Grade Adjusted Pace (GAP) は、上りや下りでの実際のペースを、同じエネルギーコストに相当する平地ペースへ換算する指標です。

「この坂がなかったら、同じ努力で平地をどれくらいのペースで走っていたか?」に答えるためのものです。

基本概念

起伏のあるコースでは実ペースが誤解を生みます。

  • 上り: 重力に逆らうため、ペースは遅くても負荷は高い。
  • 下り: ペースは速くなるが、ブレーキ動作による筋ダメージもあります。

GAP は地形の影響を減らし、異なるルート同士の努力を比べやすくします。

計算の考え方

Trainingload.ai は Minetti (2002) に基づくエネルギーコストモデルを使います。

Cr=155.4i530.4i443.3i3+46.3i2+19.5i+3.6C_r = 155.4i^5 - 30.4i^4 - 43.3i^3 + 46.3i^2 + 19.5i + 3.6
  • CrC_r: エネルギーコスト
  • ii: 勾配(5% = 0.05)
GAP = Pace_actual / (C_r / C_flat)

使いどころ

  • トレイルや山岳ランの努力評価。
  • NGP と rTSS の土台。
  • レースコースのペーシング設計。

注意点

GAP は代謝コストの換算であり、筋ダメージを完全には表しません。長い下りは GAP 上では楽に見えても、脚への負担は大きい場合があります。

参考